今回の「作家のしゃべり場Z」は特別編!
第5回オーバーラップ文庫大賞の受賞者インタビューを一挙掲載するぞ。
『女神さま降臨!=非日常だと思った? 1 ~神のお告げで美少女と学園ミッションに挑むことになった~』で〈銀賞〉を受賞した白河勇人に、創作の原点を始めとしたさまざまなことを聞いた。
――まずはライトノベル(以下「ラノベ」)を書き始めたきっかけを聞かせてください。
大学生の時に『.hack//AI buster』(KADOKAWA スニーカー文庫刊)を読んだことが大きなきっかけかなと。
じつを言うと『ワイルドアームズ』シリーズや『スターオーシャン』シリーズといったゲームが好きだったので、昔はゲームのシナリオライターになりたかったんです。
ですが『.hack//AI buster』で初めてラノベというものに触れ、とりあえず小説という形でシナリオを書いてみようと取り組んだら、見事にハマり……という感じでした。
じつを言うと『ワイルドアームズ』シリーズや『スターオーシャン』シリーズといったゲームが好きだったので、昔はゲームのシナリオライターになりたかったんです。
ですが『.hack//AI buster』で初めてラノベというものに触れ、とりあえず小説という形でシナリオを書いてみようと取り組んだら、見事にハマり……という感じでした。
展開のスピードや文章のテンポ・読みやすさです。
私は海外ドラマが好きでよく見るのですが、どの作品も展開が早いんですよ。
そのおかげで飽きることなく視聴を続けられているので、小説にもそのスピード感を入れこむように意識しています。
私は海外ドラマが好きでよく見るのですが、どの作品も展開が早いんですよ。
そのおかげで飽きることなく視聴を続けられているので、小説にもそのスピード感を入れこむように意識しています。
今までさまざまなジャンルの作品を書きましたが、ある時「自分はポップな感じのラブコメが合っているのでは?」と思ったことがあったんです。
それをきっかけにして書き始めたような気がしますが、7~8年程前から改稿し続けている作品なので、正直あまり覚えておらず。
今思い返してみると、「楽しくて笑える小説を書こう!」というノリだったのかなと。
それをきっかけにして書き始めたような気がしますが、7~8年程前から改稿し続けている作品なので、正直あまり覚えておらず。
今思い返してみると、「楽しくて笑える小説を書こう!」というノリだったのかなと。
主人公をはじめとした登場人物たちが、くだらないことを一生懸命頑張っているギャップの面白さでしょうか。
またキャラクターの掛け合いにも力を入れたので、楽しんでいただければうれしいです。
またキャラクターの掛け合いにも力を入れたので、楽しんでいただければうれしいです。
担当編集さんが考えた案にはなりますが、「日常以上ファンタジー未満」というフレーズが的を射ているように思います。
本作のジャンルは完全な「日常」ではありませんが、ある意味で日常の範囲からはハミ出していないので。
「あくまでも主人公は日常の中から出さないようにしよう」ということは、執筆中にも念頭に置いていたことを覚えています。
本作のジャンルは完全な「日常」ではありませんが、ある意味で日常の範囲からはハミ出していないので。
「あくまでも主人公は日常の中から出さないようにしよう」ということは、執筆中にも念頭に置いていたことを覚えています。
新人賞に10年以上投稿し続けていたので、自分では「もし受賞したら号泣するはずだ」と考えていました。
ですが実際は、連絡を頂いた時ちょうど風邪をひいていたので、テンションが低く……。
冷静に喜びました(笑)。
ですが実際は、連絡を頂いた時ちょうど風邪をひいていたので、テンションが低く……。
冷静に喜びました(笑)。
ページ不足ですね……。
投稿時の原稿が、自分の想定以上にページ数が少なかったんです。
担当編集さんから「このままじゃ本に出来ない」と言われた時、「え? どうすりゃいいの?」と頭が真っ白になりました。
投稿時の原稿が、自分の想定以上にページ数が少なかったんです。
担当編集さんから「このままじゃ本に出来ない」と言われた時、「え? どうすりゃいいの?」と頭が真っ白になりました。
はい。
特に本作はスピード感を意識していたので。
ページを増やすために無駄な会話等を入れてしまうと、ともすれば作品のスピード感やテンポを損なうことにも繋がりかねない。
なので入れ込む会話やイベントの精査に思い悩みました。
特に本作はスピード感を意識していたので。
ページを増やすために無駄な会話等を入れてしまうと、ともすれば作品のスピード感やテンポを損なうことにも繋がりかねない。
なので入れ込む会話やイベントの精査に思い悩みました。
ヒロイン全員すごくキレイで驚きました。
本編ではかなりふざけている箇所もあるので、ちょっと申し訳なくなりましたね……。
本編ではかなりふざけている箇所もあるので、ちょっと申し訳なくなりましたね……。
Profile
白河勇人 しらかわ・はやと
第5回オーバーラップ文庫大賞〈銀賞〉を受賞しデビュー。
受賞作『女神さま降臨!=非日常だと思った? 1 ~神のお告げで美少女と学園ミッションに挑むことになった~』は2019年1月25日オーバーラップ文庫より発売。
https://www.amazon.co.jp/dp/4865544399