第8回オーバーラップ文庫大賞特別編 美月 麗

今回の「作家のしゃべり場Z」は特別編!
第8回オーバーラップ文庫大賞の受賞者、計3名のインタビューを一挙公開しよう。
〈銀賞〉を受賞した『カメラ先輩と世話焼き上手な後輩ちゃん』(以下『カメラ先輩』)のインタビュアーは、ヒロインである白宮雪希。
彼女が著者である美月麗に、作品やその見どころについて、そしてオーバーラップ文庫大賞について聞いてくれたぞ。


後輩
インタビューを務めさせていただく後輩ちゃんこと白宮雪希です。よろしくお願いいたします。 さっそくですが『カメラ先輩と世話焼き上手な後輩ちゃん』を書き始めたきっかけを教えてください。
美月
「美少女に感謝したい、幸せになって欲しい、笑顔にしたい、その可愛さと美しさに感激したい」という気持ちがきっかけです。
ひとつの作品ということを前提に、そのためにはどうすればいいか考えた時、カメラでおっぱいを撮るという発想になりました。
かなりギャグよりな発想ですが、美少女への賞賛と感謝を表現しています。
後輩
美月 麗先生はオーバーラップ文庫大賞をどこで知りましたか?
美月
投稿時代、応募する賞をネットで調べている時に知りました。
後輩
美月 麗先生が考えるオーバーラップ文庫のイメージはなんでしょうか? そのイメージを踏まえて、本作をオーバーラップ文庫大賞へ応募しようと思った理由をお聞かせください。
美月
最初にオーバーラップ文庫のことを知ったのは、弓弦イズル先生の『IS<インフィニット・ストラトス>』のCMでした。
その後、白米良先生の『ありふれた職業で世界最強』のアニメを見て、それがそのままオーバーラップ文庫のイメージになりました。
自然、好きな美少女がいるオーバーラップ文庫に応募しました。オーバーラップ文庫のロゴも好きだったので。
後輩
オーバーラップ文庫大賞では1次選考からすべての応募者に対して評価シートが送付されますが、何か印象に残っている評価コメントはありますか?
美月
「ヒロインが魅力的」、「心地よい物語」、「主人公が物語をけん引していた」などの評価コメントがとても印象に残っています。
書いている際に意識していたところでしたので、それがちゃんと伝わっていたことがとても嬉しかったです。
なによりヒロインが魅力的と評価していただけたことが、1番嬉しかったです。
後輩
担当さんより受賞の連絡を受けたときの率直な気持ちを聞かせてください。
美月
信じられないという考えの後に、どっと喜びが押し寄せてきました。
受賞者には発表前に電話が来るという話は知っていて、自分もいつかは……とずっと思っていたことが現実になったので、本当に嬉しかったです。
その直前に母から何度か電話が来ていたので、完全に母だと思って電話に出た瞬間、「オーバーラップ文庫です」という言葉をいただいたので驚きが凄かったです。
家に帰って母に報告した時に喜んでもらえたのも、嬉しい思い出です。
後輩
受賞にあたって、作品のどんな要素が一番評価された点だと思いますか?
美月
憶測ですが、美少女を沢山感じられる話であったこと、おっぱいをカメラで撮るというアイデアが珍しかった(?)ことだと思います。
あとは、とにかく美少女を無限に意識して自分の全てを捧げて書いたことが、伝わってくれたのかもしれません。
後輩
本作のコンセプトをお聞かせください。また、そのコンセプトを大事にするために、執筆のときに心がけたことがあったら聞かせてください。
美月
美少女に感激し、感謝し、幸せにする、というコンセプトです。
執筆の際は、とにかく美少女の可愛さ、美しさ、素晴らしさを意識するようにしました。
自分も、読者の方々も、一緒に美少女に感激できるようにと願いを込めました。
後輩
発売に向けて書籍の作業が進行中ですが、何か苦労されたエピソードはありますか?
美月
心から幸せで楽しいという前提で、全部です。
まだまだ未熟者であることがわかっていますので、キャラ、舞台、テーマ、構成、文章、改稿、その他全て、これでいいのだろうか? もっとよくするには? と今も考え続けています。
後輩
るみこ先生からのキャラクターデザイン・カバーイラストを初めて見たときの感想はいかがでしたか?
美月
感激の一言です。キャラクターが光り輝いて見えました。夢のようでした。自分が頭の中で考え文字で書いていたキャラクターが、プロのイラストレーターさんの手によって現実化したので、心から感動しました。雪希、聖花、奈々枝、静……自分のイメージを超えて具現化した美少女たちを前に、奇跡を見ているようでした。永遠の宝物です。
心から、るみこ先生に感謝しています。
後輩
続いて……本作をどんな人に読んで欲しいですか?
美月
美少女が好きな方です。
理由は単純に、自分が美少女が好きで毎日感動しているからです。
なので、同じように美少女を好きな方に、この感動をプレゼントしたいと思いました。
後輩
最後に、オーバーラップ文庫大賞に投稿しようと考えている方々へ、ひと言をお願いします。
美月
自分の好きなものへの愛や感謝があれば、夢は叶えられると信じています。
自分の好きなものへの気持ちを無限に解放して表現することで、きっと、その気持ちが届くのだと思います。
オーバーラップ文庫は、その気持ちをきちんと受け止めてくれる最高のレーベルです。
あなたが書いた最高の美少女と物語を、是非、読みたいです! 心から楽しみにしています!
後輩
以上となります。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
Profile

美月 麗 みつき・れい

第8回オーバーラップ文庫大賞〈銀賞〉を受賞しデビュー。
受賞作『カメラ先輩と世話焼き上手な後輩ちゃん1』は2022年1月25日オーバーラップ文庫より発売。
https://www.amazon.co.jp/dp/4824000823