今回の「作家のしゃべり場Z」は特別編!
第6回オーバーラップ文庫大賞の受賞者、計4名のインタビューを一挙掲載。
『サイコパスガール イン ヤクザランド1』(以下『サイコパスガール』)で〈銀賞〉を受賞した木質に、作品について、そして創作の原点について聞いた。
――小説を書き始めたきっかけを聞かせてください。
『東方Project』シリーズにはまり、それの二次創作小説を書き始めたのがきっかけです。
書き始めてから数年が経った頃、オリジナルの小説を書いてみたくなり、新人賞への挑戦を始めました。
これまでオリジナルを数作書いてきましたが、『東方Project』シリーズの影響で妖怪や都市伝説を題材にした作品が多いです。
書き始めてから数年が経った頃、オリジナルの小説を書いてみたくなり、新人賞への挑戦を始めました。
これまでオリジナルを数作書いてきましたが、『東方Project』シリーズの影響で妖怪や都市伝説を題材にした作品が多いです。
キャラクターの感情が伝わるよう、言葉や仕草に気を付けながら書いています。
しかしまだまだ至らない事が多く、日々精進していきたいです。
しかしまだまだ至らない事が多く、日々精進していきたいです。
別作品を書いていた時、次回作のヒロインはかつて無いくらいヤバイ奴にしてやろうと思い立ったのがきっかけでした。
残忍だけどコミカルで愛嬌がある、そんなコンセプトから生まれたのがメインヒロインの徒花 です。
残忍だけどコミカルで愛嬌がある、そんなコンセプトから生まれたのがメインヒロインの
過去に2作品応募した事があります。
どちらも現代伝奇もので、妖怪や都市伝説がテーマの作品でした。
その2作品があったからこそ、『サイコパスガール』を書く事が出来たと思っています。
どちらも現代伝奇もので、妖怪や都市伝説がテーマの作品でした。
その2作品があったからこそ、『サイコパスガール』を書く事が出来たと思っています。
ストーリーに関して多くの方から良い評価をいただけて本当に嬉しかったです。
その中でも「ヤクザとオカルトという噛み合わなさそうな設定が、物語ではうまく噛み合っている」というコメントをいただき、挑戦して良かったと心から思いました。
その中でも「ヤクザとオカルトという噛み合わなさそうな設定が、物語ではうまく噛み合っている」というコメントをいただき、挑戦して良かったと心から思いました。
異質な価値観と歪な精神構造、悪趣味なユーモアセンスを持つ徒花が、ヤクザが支配する街を面白おかしくしっちゃかめっちゃかに引っ掻き回す様子を楽しんでいただけたら幸いです。
そんな彼女が心から信頼する共犯者、稲羽瑞穂 との掛け合いもぜひ見てやってください。
彼もまた徒花とは違う方向で狂っているところにもご注目ください。
そんな彼女が心から信頼する共犯者、
彼もまた徒花とは違う方向で狂っているところにもご注目ください。
『最狂最悪の劇場型殺人鬼ヒロイン』です。
正義の味方の言葉に、気の利いたジョークで返してくる系の悪役が大好きで、彼女もそんなキャラクターになるようがんばって書きました。
なんだかずっと徒花の話題ばかりですが、ほかのキャラクターも精一杯考えて書いておりますので、よろしくお願いします。
正義の味方の言葉に、気の利いたジョークで返してくる系の悪役が大好きで、彼女もそんなキャラクターになるようがんばって書きました。
なんだかずっと徒花の話題ばかりですが、ほかのキャラクターも精一杯考えて書いておりますので、よろしくお願いします。
本当に驚きました。
舞台が異世界でもなければ、派手な必殺技を使うわけでもない、しかもヒロインは殺人鬼、好きに書いた作品だから受賞しなくても悔いは無い、と思っていたので、受賞を知らされてからの数時間は、仕事のストレスで見た夢か幻覚なんじゃないかと疑心暗鬼になり、実感が湧きませんでした。
舞台が異世界でもなければ、派手な必殺技を使うわけでもない、しかもヒロインは殺人鬼、好きに書いた作品だから受賞しなくても悔いは無い、と思っていたので、受賞を知らされてからの数時間は、仕事のストレスで見た夢か幻覚なんじゃないかと疑心暗鬼になり、実感が湧きませんでした。
時折「もっとわかりやすい表現があるんじゃないか?」「もっと気の利いた台詞があるんじゃないか?」「幼稚な文章だと思われないだろうか?」と不安になってしまい、それが少しこたえました。
ツチノコという、作中でわりと災難に見舞われがちな少女が登場するのですが、彼女のイラストを初めて拝見した際、非常に庇護欲を掻き立てられました。
彼女に試練を課してしまった事に少し罪悪感を覚えました。
彼女に試練を課してしまった事に少し罪悪感を覚えました。
ヒロインの徒花と主人公の瑞穂のキャラクターを最後までブレずに書き切った事だと思います。
この二人がブレなかったからこそ、芯のとおったストーリーになりました。
この二人がブレなかったからこそ、芯のとおったストーリーになりました。
私は誤字脱字が結構あることに気付かず投稿してしまいましたが、それでも最後までしっかり読んでくださいました。
どんな作品でも真摯に向き合ってくれます。安心して投稿しましょう。
どんな作品でも真摯に向き合ってくれます。安心して投稿しましょう。
Profile
木質 もくしつ
第6回オーバーラップ文庫大賞〈銀賞〉を受賞しデビュー。
受賞作『サイコパスガール イン ヤクザランド1』は2019年12月25日オーバーラップ文庫より発売。
https://www.amazon.co.jp/dp/4865545832